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日本の農業の「生産性」とは?小規模養豚をこぶたと学ぶ農業体験ツアー

  • 農業
  • 養豚
  • 食事充実
  • 家族連れ歓迎
  • 日帰り
押し込められる家畜、膨大な輸入飼料と糞尿処理。そんな現代畜産モデルの「常識」を疑うツアー。生産活動が自分の手を離れた現代社会では、パック入りの肉を比べてみてもその豚の生きてきた過程は分かりません。南足柄で風土と暮らしに根差した養豚を営む農場こぶた畑で食の生産とあなたの作りたい経済を考えてみましょう。

日程・参加費

行きたい数:82

団体紹介

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農場こぶた畑

夫婦で開墾した耕作放棄地で、4頭から畑と養豚を開始。循環型養豚経営を目指す。2009年生活クラブ生協神奈川・キララ賞、第40回毎日農業記録賞一般部門優秀賞受賞。

行き先

農場こぶた畑(神奈川県南足柄市苅野) [ 地図を見る ]

集合場所

箱根登山バス足柄神社前バス停 [ 地図を見る ]

集合場所へのアクセス

7:41新宿駅→(小田急小田原線急行 小田原行)→9:04新松田駅→9:10新松田→(箱根登山バス 新道・関本・矢倉沢経由 地蔵堂行)→9:32足柄神社前

※箱根登山バスの本数の関係で、上記のバスを逃すと到着が1時間遅れます。くれぐれもご注意ください。
(参考)新松田駅周辺地図
http://www.hakone-tozanbus.co.jp/station/bs_20118.html
※ ダイヤ改正等を実施する場合や、季節や曜日により運行ダイヤが異なる場合があります。ご旅行前には再度乗換案内サービス・各交通機関ホームページをご確認ください。

特徴

1 . エコ小規模養豚の現場で経営哲学を学ぶ!

地域の余りものや食べ残しを飼料に豚を飼育、豚の糞を堆肥にし作物を栽培、足りない食材は農家仲間から調達。無駄なく地域で循環する農業を営む農場こぶた畑で、風土と暮らしに豚を位置づける経営哲学を学びます!
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2 . 体を動かそう!みんなで農業体験

農業の面白さや大変さは話を聞くだけではわかりません。生身で動物や野菜、土に触れ、農業を体感してみましょう。メニューは豚のえさやりから堆肥詰め、堆肥の散布まで。都会ではできない仕事体験を全力で楽しもう!
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3 . 深く学べる!特別レクチャー

現代畜産の実情とその背景を、農家・豚・消費者など諸側面から具体的な事例やデータを用いて掘り下げます。日本農業の歪みが明らかに!座談会では素朴な疑問や聞きにくい質問を遠慮なくぶつけ合いましょう。
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行程

9:35 足柄神社前(箱根登山バス)集合、徒歩移動
※バスは1時間に1本のため、上記のバスに乗り遅れることのないようにご注意ください。
※万が一遅れた場合は、足柄神社前で降りたのち、参道の階段を上って一番上の境内まで歩いてお越しください。
9:50 自己紹介、ツアー説明
10:00 養豚場見学
10:30 農業体験
(豚房の床の手入れ、堆肥づくり、農作業など)
11:30 農家ランチ
13:00 レクチャー「農場こぶた畑の経営哲学」
14:00 振り返りワークショップ
(レクチャー内容の確認、体験の感想をシェア、意見交換会)
14:50 アンケート記入
15:00 農場こぶた畑出発
15:30 足柄神社前(箱根登山バス)解散
※15:35足柄神社前発(新松田行き)の箱根登山バスにてお帰りいただけます。
[食事] 朝食:× 昼食:◯ 夕食:×
[宿泊] 宿泊なし

問題意識

ぶたの尻尾は多くの養豚場で、生まれてすぐに切り落とされていることをご存知でしょうか?すし詰めで飼うと、互いの尾を嚙みあう「尾かじり」という行動を起こすからです。にもかかわらず、100キロを超える豚を、1頭当たり0.9㎡(畳半分余り)の面積で飼うことが、「適正な飼養密度」とされているのが現状です。

「そんなのかわいそう!」と思う前に、なぜ、そういう飼い方が一般的になってきたのか、背景を学ぶ必要があります。

家畜化されて5千年、古来より、ドングリや食べかす、人糞など、様々な生活残渣を自然生態系の循環の中に位置づけてきたのが豚でした。
しかし、戦後の変化は、豚を自然生態系から引き剥がしてしまいます。高度成長期以降、成長力に乏しい産業とされた日本の農業のなかで、耕地面積の制約が少ない部門として拡大を遂げてきた畜産業は、関税による保護を受けつつも、工業に負けない所得を目指して成長を続け、今やひとつの農場に数千頭の豚、億単位の資本が投下される産業となりました。その結果誕生したのが、大量の穀物やエネルギー、薬剤を消費し、廃棄物としての糞尿を生み出す巨大産業の歯車としての豚です。

今回のツアーの目的は、原始の農業に戻ろうということではありません。農業には、利潤の高低だけでなく、生態系の目で見て永続的な農、食卓にとっての豚肉、農家が人として誇りをもって働ける農場などなど、見る立場によって様々な“合理性”があるはず。あなたにとって「より良い農のカタチ」とは何なのか、愛らしいこぶたと一緒に考えてみましょう。

日程・参加費

行きたい数:82

注意事項

・農場では、虫さされやけが予防のため、汚れても良い長袖・長ズボンおよび帽子、軍手、履きなれた靴を着用してください。
・夏場の熱中症対策のための水分補給や日除けは、各自で責任を持って行ってください。
・冬場の農場は冷え込みますので、防寒対策は各自で十分に行っていただきますようよろしくお願い致します。

キャンセル料規定

イベント契約の成立後払戻しはできませんので、イベント内容を確認の上お申し込みください。

参加者の声

  • 地域で循環するということの大切さを感じる事ができました。ただ食べるものが手に入ればよいということだけでなく、どんな人がどんな風に育てた物かを知っていただきたいと思いました。
    千葉県 女性 50歳 (2014年12月21日(日) 参加)

関連する記事

<関連ブログ>
TRAPROーこぶたに学ぶ「いのちの育て方」と「いのちの食べ方」
http://www.trapro.jp/articles/465
<ツアー前にみておくとよい参考文献>
○内澤洵子『世界屠畜紀行』解放出版社/『飼い喰い』岩波書店
○NHKスペシャル「巨大ピッグ・ビジネス」 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/090831.html
○「いのちの食べ方」
http://www.youtube.com/watch?v=qDBQmEcJPeU
<ツアー写真アルバム>
https://www.flickr.com/photos/tourridilover/sets/72157649466179580/

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企画者メッセージ

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中井創太

個人的にお気に入りのアニメ・マンガ『銀の匙』。農場こぶた畑を初訪問した際、思わずこの作品を連想しました。作者が当事者意識を持って描く、農業の現実に真剣に向き合う思春期の生徒たちの、生々しくも愛嬌溢れる姿こそが魅力。そんな『銀の匙』のリアルを追体験できるツアー、ご賞味あれ。

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