南相馬市は、福島県の北東部に位置す人口約6万人の町です。台風も来ることも雪が降ることも少なくて、夏は海からの風が涼しく穏やかな暮らしができます。
常磐自動車道で東京から約4時間、都会の喧騒を離れ、豊かな自然のなかでゆっくりとした歴史の流れに浸りたい人に最適の穴場です。
毎年7月に開催され、鎌倉時代から相馬氏が治めてきた武家文化を伝える伝統行事である、相馬野馬追(そうまのまおい)は有名です。
しかし、鎌倉時代以前の原始・古代にも個性豊かな歴史文化があったことは、あまり知られていません。ここには縄文人の豊かな生活を伝える「浦尻貝塚」、東北第3位の巨大な前方後方墳「桜井古墳」、謎を秘めた装飾壁画をもつ「羽山横穴古墳」など、たくさんの遺跡があります。
相馬野馬追だけではなく、たくさんの歴史・文化を持っているのが南相馬市なんです!
南相馬市の海側にある泉地区には「泉官衙遺跡(いずみかんがいせき)」という、現在発掘中の遺跡があります。約1000年前の奈良・平安時代に、この地域は陸奥国行方群と呼ばれ、この遺跡はこの行方群の役所跡であったことがわかっています。
現在、市ではこの遺跡を地域の新たな魅力として生かすために、遺跡の周辺に公園を作るプロジェクトを進めています。
このプロジェクトは、今後5年ほどかけて住民の方々と話し合い、作り上げていく壮大なものです。
遺跡がある泉地区には文化財が多く残されており、地域に古くから伝わり義経や弁慶も登場する「泉の長者伝説」にまつわる場所があります。
そこで今回のツアーでは、まずは遺跡のことをたくさんの人に知ってもらうため、「泉の長者伝説」を題材にした絵本を作り、市の図書館に寄贈したいと考えています!
皆さんが作った絵本を、街の図書館においてもらえるという、普通のツアーではまず体験できない企画です。
小さな町の取り組みに、力を貸してください!
最寄り駅は「原ノ町駅」です。
集まったら近くのコワーキングスペースに移動して、一人ずつ自己紹介していきましょう!
遺跡を見学する前に、まずは南相馬市の歴史や民俗文化に触れます。
今まで知らなかった野馬追いや製鉄など南相馬地域の文化を学びましょう!
歴史を知れば、遺跡見学の理解もあがるはず!!
案内してくださるのは学芸員、遺跡調査員の藤木さん。柔らかい物腰と丁寧な解説で、より遺跡や文化への魅力が深まります。
ツアーでは、発掘現場を見学します。
泉官衙遺跡(いずみかんがいせき)は、奈良時代から平安時代に今の南相馬市とほぼ同じ地域=行方郡(なめかたぐん)を治めた役所の遺跡です。発掘調査によって、税を納めた米倉など、役所の役割を果たした建物跡が発見されています。現在も遺跡の内容を解明し、史跡公園をつくるための発掘調査が続けられています。
「泉の長者伝説」のお話のルーツとなった井戸や一本松もあるので、絵本にするときは、この風景を絵にしよう、なんてイメージをふくらませてくださいね。
今回宿泊する「お試しハウス」は、南相馬市に移住を考えている方に向けて市が整備した住居です。試しに住んでみることで、町の暮らしを体験できます。
みんなで、温まる海鮮鍋を食べましょう!!南相馬といえば海、そんな海の食べ物といえば、海鮮!!
特に寒くなった時期は鍋が一番です。
みんなで鍋をかこんで楽しく話して、その後は2次会・入浴など自由にお過ごしください。
1日目に見学した遺跡を舞台に、「泉の長者伝説」の絵本を作ってみましょう!
どんなタッチの絵を使って、どんな色合いにすれば、伝説の魅力が深まるでしょうか??
創造力を働かせる機会です!!!
お昼は、名物ホッキ飯のおにぎりです!
福島はもともと、ホッキ貝の生産量が全国でもトップクラス!
名産品であるホッキ貝を使った炊き込みご飯をたっぷり味わいましょう♡
みんなで作った絵本を南相馬市の図書館に寄贈しにいきましょう!
次回、南相馬市を訪れた時に、作った本を探しに来るのもいいですね。
1日目に集合した原ノ町駅にて解散です!
みなさんの作った絵本が今後どのように公園デザインに活かされるのか…
これから遺跡がどうなるのかも含め、また見にきてくださいね。
【往路(原ノ町駅13:00集合)】
«電車でお越しの方»
9:08東京駅発(JR新幹線はやぶさ9号・新青森行き)→10:40仙台駅着11:14同駅発(JR常磐線・原ノ町行き)→12:34原ノ町駅着
≪飛行機と電車でお越しの方≫
各所より仙台空港までお越しいただき、以下の通りお越しください。
10:59仙台空港駅発(仙台行き)→11:09名取駅着11:28同駅発(原ノ町行き)→12:34鹿島駅着
≪仙台空港への航空便について≫
以下のURLをご参考に仙台空港発着便をご確認ください。札幌、大阪、神戸、名古屋、福岡からの便がございます。
【復路(お帰り)】
≪バス»
15:35原ノ町駅→17:20福島駅西口→17:50福島駅→19:28東京駅(バス遅延の可能性あり)
16:00原町駅バス停→17:52福島駅東口バス停→18:16福島駅→19:48東京駅(バス遅延の可能性あり)
≪電車»
・14:40原ノ町駅(仙台行き)→14:18仙台駅着14:30同駅発(はやぶさ20号東京行き)→16:04東京駅着
≪飛行機と電車でお越しの方≫
・14:40原ノ町駅(仙台行き)→15:51名取駅着16:08同駅発(仙台空港行き)→16:18仙台空港駅着(各地への便へ乗り換え)
より多くの皆様に福島県南相馬市を訪れてほしいということで、集合場所までの交通費片道を上限20,000円までリディラバが負担します◎
※集合場所までの片道交通費のみが対象です。復路解散場所から次の目的地まではツアー参加者様の負担となります。
※ツアー当日、集合場所までの経路を記入して頂く紙をお配りします。そちらに経路と振込先の口座を記入いただき、ツアー実施の翌月末支払いとなります。利用した交通機関の領収証は不要です。
※お車でいらっしゃる場合は出発地から集合場所までの高速道路利用料金のみが支払い対象となります。ガソリン代はツアー参加者様のご負担にてお願いします。
※20,000円以下の場合はその実費を、¥20,000以上かかった場合は¥20,000までをリディラバがお支払いします。
南相馬の魅力を沢山知って下さい!! みんなで1つの事を作りあげるのが大好き!!
今回は第1弾となる絵本作りの企画!
泉官衙遺跡は、南相馬市につながる地域の誕生を示す記念碑のような遺跡です。
現在、地元の人と行政が遺跡を「地域のシンボル」にするために、公園づくりに取り組んでいます。
今後公園づくりを進めるにあたり、遺跡神話の魅力をアピールにするには、どんな絵本にするのがよいでしょうか。
地域の遺跡プロジェクトを盛り上げるため、ご協力よろしくお願いします!
学生時代から考古学を学び、その専門知識・技能を活かした職を求めて妻子とともに南相馬市に移住しました。
震災を機に、一時的に避難者を支援する職務に従事する中で教えられたのは、人がコミュニティーのなかで(人の間で)生かされているということ、そして、衣食住に加えて、人々が文化的に生きることが必要ということです。文化財を通じて、それらを取り戻すことが、これからの使命だと思います。
南相馬で、泉官衙遺跡という遺跡の調査や研究に取り組んだことで、それまで夢であり、あこがれであった多くのことが実現しています。南相馬は、前向きに挑戦する人にとって、夢が叶い、生きがいを見つけることのできる場所であると思っています。
取消日区分 | 宿泊旅行 | 日帰り旅行 | |
---|---|---|---|
旅行開始日の前日から起算してさかのぼって | 20日目-11日目 | 20% | - |
10日目-8日目 | 20% | ||
7日目-2日目 | 30% | ||
旅行開始日の | 前日 | 40% | |
当日の集合時間まで | 50% | ||
旅行開始後の取消しまたは無連絡不参加 | 100% |