南相馬市は福島県の北東部にあり太平洋に面しています。人口は6万人ほどで平成18年に旧小高町、旧鹿島町、旧原町市が合併して誕生しました。比較的温暖で過ごしやすい気候で、サーフィンで有名な北泉海岸があり、田舎暮らしが体験できる農家民宿もあります。
街の中心部から少し離れれば、のどかな風景が広がる田舎町でしたが、2011年の震災と原発事故で状況は大きく変わります。若い世代が市外に流出し、高齢者の一人暮らしが増加しました。一人暮らしの高齢者は家に引きこもりがちで、周囲から孤立しがちです。
「相馬野馬追(そうまのまおい)」は、およそ一千年前、相馬氏の祖といわれている平将門が下総国(千葉県北西部)に野馬を放ち、敵兵に見立てて軍事訓練を行ったのが始まりと伝えられる伝統行事です。
現在では、毎年7月の最終土曜日・日曜日・月曜日に開催され、甲冑に身を固めた500余騎の騎馬武者が腰に太刀、背に旗指物をつけて疾走する豪華絢爛で勇壮な戦国絵巻を繰り広げられています。(南相馬市ホームページ参照)
相馬野馬追は別名「旗祭り」と言われ、色鮮やかな旗の行列は圧巻です。
旗は、大型の「九尺もの」、中型の「七尺もの」、小型の「五尺もの」の分けられます。「五尺もの」は旗指物(はたさしもの)、指旗(さしばた)と呼ばれ、騎馬武者の背中につける旗のことです。
今回のツアーではこの旗指物を地元の高齢者とツアー参加者が一緒に作ることで、交流の機会をつくり、少しでも高齢者を元気づけたいと考えています。
南相馬市鹿島区にあるJR常磐線の無人駅です。ここでは、自己紹介とツアーの概要を説明します。
駅近くには唐揚げの美味しい肉屋さんや、たい焼きの美味しい甘味処があります。
野馬追の伝統的な旗の作り方は手間と時間がかかるので、このツアーでは伝統的な要素を残しつつ、アレンジを加えて「自分たちの旗づくり」を目指します。今回は藍染で生地を染めていきます。
布を紐で縛ったり、割り箸で挟んだり模様付けをします。右側の写真は藍の染め液です。
「染め液に浸す➡︎空気に晒す」作業を3回繰り返します。
染め上げ直後の状態。緑色だったものが空気に触れ酸化することで徐々に藍色になっていきます。
水で洗い、さらに6時間ほど水に浸します。この待ち時間を使って旗竿となる竹を取りに行きます。
冬の竹は水分が少なく旗竿づくりに適しています。まずは竹を伐採します。
次に枝打ちをしてちょうど良い太さのところを切り出し、切り口を整えれば完成です。
宿泊場所となる農家民宿へ移動し、交流会の準備です。
宿泊する農家民宿で地元の方々と交流!
旗を洗い、乾燥させれば完成です!(写真はイメージです。)
染め上げた旗に竹竿を通せば、野馬追の旗の完成です!(写真は完成イメージです。)
武家住宅である旧武山家住宅に移動し、当時の武士の暮らしや野馬追の歴史を学びつつ、甲冑に着替えよう!
武士になりきって集合写真。いざ出陣!
みんなで使用した甲冑を片付けましょう!終わったら、ツアーの感想を聞かせてください。みなさんが話し終われば、少し寂しですがツアーは解散になります。。
次は実際に相馬野馬追を見に行こう!!毎年7月の最終土曜日、日曜日、月曜日に開催され、色とりどりの旗が繰り出す野馬追の行列は圧巻です。
福島県福島市出身。都会に憧れ10年ほど過ごしたが、田舎が恋しくなり父の出身地である南相馬へ移住。南相馬には、まだまだ知られていない魅力が多く残されていて、魅力の発見が楽しみです。
取消日区分 | 宿泊旅行 | 日帰り旅行 | |
---|---|---|---|
旅行開始日の前日から起算してさかのぼって | 20日目-11日目 | 20% | - |
10日目-8日目 | 20% | ||
7日目-2日目 | 30% | ||
旅行開始日の | 前日 | 40% | |
当日の集合時間まで | 50% | ||
旅行開始後の取消しまたは無連絡不参加 | 100% |