大阪府に隣接し、東西に3本もの路線が通り、都心へのアクセスが非常に良い尼崎市。
かつては大阪城を守る西の砦として活躍した『尼崎城』も今年中にはグランドオープンを控えています。
☆印辺りが尼崎運河、北堀キャナルベースなどがある場所です。
関西電力尼崎第一、第二、第三発電所(1964頃)兵庫県発行絵はがきより。尼崎市立地域研究史料館所蔵。
戦後の日本の経済成長を支えた工業地帯の尼崎市南部の臨海部。工場の原料や製品の円滑な搬入出に一躍を買っている運河は、今でも尼崎工業地帯の発展を支えています。50年ほど前は「公害のまち」として知られ、運河も公害の象徴として”危険な場所”、”汚い場所”というイメージが強く根付いています。
しかし、現在ではより良い環境づくりの為に、市民・県民をはじめ、NPOや行政、民間や大学など様々なセクターが協働し、活動を行なっている「環境のまち」となっています。
その拠点となる「北堀キャナルベース」は月に一度一般人に向けて解放しており、水上をボードに乗って回遊するSUP(Stand Up Paddleboard)や、水質浄化施設の葦を使ったすだれづくり体験、そのほか季節に合わせたイベントなどを開催しています。
最近では自然豊かな清流を好むカワセミも運河で発見され、より良い環境づくりが進んでいます。
13:00 阪神線尼崎センタープール前南側広場(競艇場の反対側)に集合、出発。
センタープール前は梅田から15分の好立地。
歩いて移動を開始します。
市民での協働活動の拠点として設立された「北堀キャナルベース」で、諸活動についてご紹介します。
水生生物を使っての水質浄化に取り組む世界で唯一の運河である「北堀運河」、「であい橋」などに沿って、工場へ向かいます。
※お手洗いもございます。
阪神工場では、大小様々な水道管を作っています。 大きなものだと直径2m以上の巨大な水道管もあります。「耐震管」と呼ばれる地震に強い水道管の製造が中心となっており、中には100年の寿命が期待されているものもあります。また、従来品より省スペース、省エネルギーで地中に埋設できることから、環境にやさしい製品ということで、『尼崎エコプロダクツ』にも認定されました。今回のツアーでは特別に水道管の出来るまでのプロセスなどを見学することができます。
クボタ工場から徒歩7分「大浜一丁目(阪神バス)」からバスが出ています。そこで解散となります。
予定しているバスの時刻は以下になります。※当日の進行によっては変更になる可能性がございます。
・大浜一丁目(阪神バス): 15:48 [武庫川方面]
・大浜一丁目(阪神バス): 16:04 [阪神出屋敷方面]
・大浜一丁目(阪神バス): 16:10 [JR立花(上)/阪急塚口方面]
明治23年創業。鋳物業だけでなく現在は食料・水・環境に関わっている様々な事業展開を行っているメーカー。「尼崎21世紀の森構想」の100年かけてゼロから森を育てるプロジェクトにおいて、地域で苗木を育てている。様々な社会貢献活動にも尽力しており、「食料」「水」「環境」をキーワードに、これらの分野における様々な課題を解決するために「クボタeプロジェクト」を行なっている。