今回のツアー先である「鹿児島県出水郡長島町」は鹿児島最北端の町です。長島町は大小の島からなっていますが、黒之瀬戸大橋を渡って車で行くことができます。
2015年4月以降、「長島町」と言う名が頻繁にメディアに取り上げられています。その原動力となっているのが、30歳で史上最年少副町長になった井上貴至副町長です。
【略歴】
井上 貴至(鹿児島県長島町副町長(地方創生担当))2008年 東京大学法学部卒業。卒業後、総務省に入省。2015年4月、地方創生人材支援制度の第1号で、総務省から鹿児島県長島町に派遣、同年7月に、副町長(地方創生担当)に選任。
とにかくこの井上さんの行動力が半端ない!派遣開始からこれまでに30以上の新規事業を立ち上げ、その度に大きくメディアに取り上げられています。
例えば、
・「ブリ奨学金」卒業後町に戻ると返済不要になる奨学金。
・「長島大陸食べる通信」町の情報と食材を年4回発行の定期購読誌
・「獅子島 子落とし塾」町外の大学生から勉強方法や大学の魅力を学ぶ
・「ビズリーチを使った地域おこし協力隊の募集」
などなど、他に例のない斬新な事業が次々と生まれています。
今回のツアーもそんな地方創生事業の一環として実施されているんです。長島町のこれらの取り組みについては、ツアー最終日に直接井上副町長からご説明いただきます。地方創生のトップランナー長島町をその目で確かめに来てください!
最年少副町長、井上貴至のブログ「地域のミツバチ 井上貴至の元気が出るブログ」
さて!ずいぶん、前置きが長くなってしまいました。
それでは、絶対オススメの今回のツアー工程をご紹介します!
11/25(金)12:50までに各自で鹿児島県の出水駅までお越しください。西口にSLの展示がありますので、こちらの前に集合となります。出水駅へは九州新幹線、もしくは鹿児島空港からのシャトルバスでお越しいただけます。
点呼が終わったら、貸切バスで長島町に向けて出発です!
みなさん、この焼酎ラベルに見覚えないですか?全国のコンビニでも売られている「芋焼酎 さつま島美人」です。
実はこの「さつま島美人」は今回のツアー先である鹿児島県の長島町で作られてるんです!
ツアーの初日はまず、3大産業の1つ「焼酎造り」を知ってもらいます。
坊主姿に笑顔の似合う、杉本酒造の29歳の若社長「杉本真輝(なおき)」さんに島美人の歴史を教えていただき、焼酎工場を案内していただきます!
実はこの「さつま島美人」、5つの酒造会社の焼酎をブレンドして1つのブランドを作っているんです。そこには、島の小さな酒造会社が生き残るための大胆なチャレンジの歴史がありました・・・ 続きは長島町で杉本社長からお聞きください!
さらに今回は、杉本酒造で働くアーティスト(陶芸家)の古賀崇洋さんの工房も見学させてもらいます!
杉本酒造には古賀さんをはじめ3名のアーティストが働いています。
午前中は酒造会社の社員として働き、午後は工場に併設された専用の工房で自由にアーティスト活動をするという、完全パラレルワークな就業形態を5年以上前から実践している杉本酒造。
なぜそんなことを始めたのか?アーティストにとって良い環境なのか?気になりますよね!とてもフランクなお二人に何でも聞いてみてください!
工房では釜の神こと猫のイリコ様が待ってますよ〜
これらの写真は今年の9月に撮影してきたものです。このように、長島町には「オォ〜」と言う景色が非常に多くあります。特に山、畑、海が同時に見れるような景色は圧巻です!海も驚くほど澄んで青いですし、赤土の畑と緑のコントラストは抜群です!そんな景色も出来る限りツアー中にご紹介できればと思っています。
2日目は早朝から3大産業の1つである「漁業」に触れていただきます。
長島町ではブリの養殖が非常に盛んで、年間230万本以上を出荷しています。世界27カ国にも輸出しており、長島産のブリは世界シェアNo.1なんです!
今回は、そんな長島のブリの水揚げを見学していただきます。(超早起きなので覚悟しておいてください!)
この写真、今回の滞在で撮った個人的ベストショットです!この方が今回案内してくださる鶴長水産の鶴長洋一社長です。爽やかな物腰しと仕事中の凛々しい表情のギャップに萌えます♪
鶴長水産といえば、ボンタンぶり!餌にボンタン(柑橘系の果物)を混ぜることで臭みのない、爽やかな味わいを実現しています!ぜひ長島でご賞味ください!
鶴長水産では、早くから6次産業を実践されており、養殖→加工→販売を全て自社で行っています。今回は水揚げ用の漁船の他に、見学用の船を出してもらい、並走しながら水揚げ作業の一部始終を見せていただきます!
そして、3大産業の最後は「農業」です。
長島は「赤土ばれいしょ」と言うジャガイモのブランドを持っており、鹿児島県内の地区別生産量でも上位を占めています。長島では9月〜5月までジャガイモの生産時期に入ります。繁忙期の期間労働人口はのべ1,000人を超えます。
今回はそんな「赤土ばれいしょ」の植付け時期の作業(耕運、肥料散布、植付け、畝上げなどなど)を丸々1日体験していただきます!
協力していただけるのは、地元企業の「江口ベジフル」さん。数百件のばれいしょ農家さんと契約し、ばれいしょの集荷・販売をされています。また、農機具の貸し出しや、種芋や肥料の供給、作業スタッフの派遣もされている、町のばれいしょ産業を支える企業です。
当日はスタッフの方々が丁寧に作業を教えてれるので、「農作業は初めて!」のあなたでも安心です♪長靴と手袋はこちらでご用意いたします。汚れても良い服とやる気だけ持ってきてください!
ちなみに、11月末でも作業が始まると半袖になるそうです^^
これは、僕が1日体験した時の写真です。黄色いTシャツは34歳の山崎さん。江口ベジフルさんには若いスタッフも多く、初心者でも優しく教えてくれました♪
天候、価格相場、病気など様々な変動要素の中で安定して収穫と収入を得ることは容易ではないのですが、「身体を動かし、汗をかいた労働が対価に変わる。」このシンプルで分かりやすい働き方はすごく気持ちが良かった!汗だくで働いた後に飲む普通のお茶の美味しいことったらなかったです!
また、農地の捉え方も変わりました。これまで田園や畑を見ても、自然の風景としてしか捉えていなかったのですが、自分で植えたものが、実をつけ、それが収入に変わるということを体験を通して理解すると、農地が財産に見えてくるんです。分かりやすく言うと、「農地欲しいな〜」って思うようになりますw
丸1日フルで農作業を体験してこそ分かること、感じることがありました。ツアー参加者の方にもきっと新たな発見があるはずです!
1日農作業で汗を流した後は、夕日の見える温泉で疲れを癒しましょう♪天気が良ければ、露天風呂から海に沈む夕日が見れるかもしれません!
地方を訪れるツアーの参加者の多くが「地元の人と話したい」と言われます。ということで今回のツアーでは、あなたが会いたい人と一緒に美味しい料理とお酒を楽しみながら語らえる懇親会を実施します!
ツアーを申込でいただいた方には、事前のアンケートに回答いただきます。そこで、「ぜひ会ってみたい人」を教えてください。わたくし益田が1ヶ月の滞在で作った人脈をフル活用して地元の人を集めます!
「Iターンした人に町は優しい?」、「若い人は町の将来をどう考えてるの?」、「子育てはしやすい?」、「新規就農って大変?」などなど、本当に知りたいことを思う存分聞いてください!もちろん、井上貴至副町長や地方創生室の方々も参加されます!
下の写真は懇親会を行う「夕暮荘」の宴会場です。この日は地元の経営者と金融機関の定期懇親会に参加しました。会がお開きになっても喋り続け、焼酎を飲み続ける楽しい会でした♪
最終日の11/27(日)は「おさかな祭り」の日です。人口約11,000人の長島町に、毎年15,000人を超えるお客さんが集まる一大イベントを体感してください!僕も初めて参加するのでとってもに楽しみです♪
長島町では「おさかな祭り」以外にも、「獅子島ウォーク」、「町内一周駅伝」など年中様々なイベントが行われますが、中でも2年に1度、10月〜11月にかけて行われる「長島造形美術展」はとってもユニークで約30年の歴史があります。
廃材や自然のものを利用して作られた、造形物100体以上が出展され、そのほとんどは長島町住民の手で造られています。学校、職場、地域、サークルなどなど様々な単位で造られるので、一度に何個も掛け持ちになる方もいらっしゃるそうです。年々レベルがどんどん上がっていて、展示が終わった直後から次回の打合せが始まるそうですw
これらの作品は、展示終了後に購入されたり、寄贈されたりして、長島町をはじめ隣接する出水市や阿久根市などにも設置されます。今回のツアーの移動中にも沢山目にしますので、お楽しみに!
ツアーの最後は、この3日間を振り返ると共に、将来の生き方・働き方を考えるワークショップを実施します。もちろん、史上最年少副町長の井上貴至さんをはじめ役場職員の方々にも参加いただきます。
長島町も他の地方自治体同様に、人口減少、高齢化、後継者不足の問題を抱えています。中でも事業者の後継者に関する情報は非常にプライベートな話なので、長島町に限らずほとんどの自治体では整理されていません。
長島町ではこの9月に初めて、全世帯を対象に後継者不足の現状調査を実施しました。ワークショップでは、これらの調査結果も可能な範囲で共有させていただきます。地方のリアルな現状を知っていただける貴重な機会になると思います。
会場は役場の屋上に作られた展望台のような部屋。部屋の3面がガラス張りになっており、役場のある鷹巣(たかのす)地域が一望できます!
ココは今年7月にOPENした「Nセンター」です。長島では2007年に島唯一の高校が閉校してしまいました。そこで、今年4月に開校したインターネットを利用した通信制高校「N高等学校」(N高)のサポート拠点を役場の上に作ってしまったんです!
町の公民館として、音楽イベント、TOEIC満点セミナーなど様々な企画も行われる多目的スペースとなっており、地方創生の拠点となる施設です。
自然豊かな長島町の空中に浮かぶ最新基地から、あなたの人生のこれからを一緒に見渡してみましょう!
・農業や漁業に興味がある
・田舎暮らしに興味のある
・パラレルワークに興味がある
・地方への移住を検討している
・今の生活スタイルを見直したい
・地方創生の現場を見てみたい
そんな方には参加しない理由が見つからない今回のツアーですが、もっと気軽に参加していただくために、集合場所であるJR出水駅までの片道交通費を補助させていただきます!(最大20,000円まで)なかなか踏み出せないその一歩を、費用面でもサポートさせていただきます!このチャンスを決して逃さないでください!
※交通費はツアー終了後のお支払いとなります。ツアー終了後に請求用紙をお送りしますので、片道交通費の実費を弊社までご請求ください。領収証は不要です。
最後に、今回のツアーに参加しただくにあたって参考になるリンク先を集めましたので、適宜ご活用ください!
今回のツアーは、井上貴至副町長が統括監を務める「長島町役場 地方創生室」における地方創生事業の一環として実施されますが、長島町役場の職員方々はもとより、地元の多くの企業、団体の方々にも協力を頂いております。
【協力企業、団体】
江口ベジフル(株) 、杉本酒造 合資会社、(有)鶴長水産、NPO法人 ぽんぽこ村、夕暮荘、あじろ、(株)川床石油設備工業
取消日区分 | 宿泊旅行 | 日帰り旅行 | |
---|---|---|---|
旅行開始日の前日から起算してさかのぼって | 20日目-11日目 | 20% | - |
10日目-8日目 | 20% | ||
7日目-2日目 | 30% | ||
旅行開始日の | 前日 | 40% | |
当日の集合時間まで | 50% | ||
旅行開始後の取消しまたは無連絡不参加 | 100% |